特定非営利活動法人 SEEDS Asia

パキスタン

■パキスタン地震被災地域における復興のための人材育成プロジェクト
(ADRRN プロジェクト)

 

2005年10月8日に発生した地震により、パキスタン北部では、70,000名を超える死者が発生しました。家屋だけではなく、学校や商業施設、病院や政府の建物まで壊れ、早期の復興活動が求められました。

 

SEEDS Asiaは、「NGOアジア防災・災害救援ネットワーク(ADRAN)」の一員として、現地の行政機関や関係諸機関と連携しながら、地方行政、NGO,住民、教師、大工など直接復興に携わる人たちに対して、防災トレーニングを実施しました。
また、山岳地帯に人々が点在して住居を構えているというカシミールの地理的特性から、復興に関する情報伝達はなかなか地域住民に届きにくいという現実をふまえ、防災を中心に様々な復興に関する情報を行政を含む関係者とコミュニティの間で共有するための、ノリッジセンターを3箇所に設置し、県レベルでのハブノリッジセンターを介して、防災トレーニングや復興情報の提供を行いました。

 

 

実施場所:パキスタン、アザド・ジャンム・カシミー.ル(AJK)州、バーグ

受益対象者の範囲:バーグ県の地方政府行政官、NGO、住民、教師、児童、大工、他

受益対象者の人数:直接的な受益者約200人、間接的な受益者-不特定多数

 

 

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プロジェクトのパンフレットとポスター
(ハイクォリティのファイルが必要な場合は、事務局までご連絡ください。)

バーグKRCパンフレット
ポスター:コミュニティでの安全な建物づくり
ポスター:コミュニティ防災
ポスター:先生のための防災教育

 

 

プロジェクトレポート

■パキスタン移動式防災教室プロジェクト

 

パキスタンは、海抜の低い沿岸地域から砂漠、丘陵、山岳地帯にいたるまで、自然災害が起こりやすい地理的条件を抱えています。2010年7月から8月にかけて続いた豪雨は前例にない大規模な洪水を誘発し、被災者は2千万人を超えました。

 

そこでSEEDS Asiaでは、チャーチ・ワールド・サービス・アフガニスタン・パキスタンの助成を得て、2011年5月から2012年4月の1年間、大規模洪水の被災地域を対象とした「移動式防災教室プロジェクト」を実施しました。

 

最初に、パキスタンの文化や慣習に沿った防災教室を作成するため、現地調査を念入りに行いました。小型トラックを改造し、ペイントを施し2011年11月にパキスタン版トラック型「移動式防災教室」を完成させました。トラック内には、サイクロンや地震、洪水などの仕組みを示したポスター、安全な村の仕組みを説明するモデル、家の耐震構造を表すモデルなどが搭載され、移動先の学校などですぐに防災ワークショップを開催できるようになっています。

 

その後、2012年1月から2月にかけ、シンド州、タッタの15村落で、移動式防災教室トレーニングを実施しました。教員、生徒や住民、建築技術者など当初を上回る、1,000名以上が研修を受けました。

 

トレーニング終了後のアンケートにより、受講した生徒の84%、教員の92%が、防災に関する知識が向上したことを確認できました。防災トレーニングを受講した生徒からは、「とても楽しく、役に立つトレーニングでした。防災についてとてもたくさんのことを学びました。家族や親せきの皆にトレーニングについて教えてあげようと思います」という感想を頂きました。

 

事業終了時には、今後の継続のために、活動の内容をハンドブックにまとめ、関係者に配布しました。

 

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2012/12/19