【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

ミャンマー防災メールマガジンVol.4

 

ミャンマー防災メールマガジン Vol. 4 (2014年7月20日発行)

発行:特定非営利活動法人SEEDS Asia
ミャンマー事務所

https://www.seedsasia.org/

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

いつも、「ミャンマー防災メルマガ」(無料)のご講読を有難うございます。

ミャンマーにおける、政府レベルから草の根レベルまでの防災事情をお伝えすることを目的として、月次に送信させて頂いております。

皆様にとって、できるだけ有益な情報をお伝えできればと思っておりますので、ご意見やリクエストなどございましたら、是非お願いいたします。

第4号のトピックスは下記のとおりです。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

(1) 6 アジア防災閣僚会議開催される

 

(2)マンダレー「災害に強い世界100都市選」に

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

(1) 6 アジア防災閣僚会議開催される

去る6月22日~27日、「第6回アジア防災閣僚会議」が、国連防災戦略 (UNISDR) 及びタイ政府の共催により、バンコクで開催され、アジア各国の閣僚及び学術、民間、国連、NGO等の防災専門家・実務者らが集まった。

同会議は、世界的な防災に関わる指針「兵庫行動枠組み(HFA 2005-2015)」に応じて、アジア各国における防災目標への進捗報告及び課題を協議するもので、同会議は2005年から北京(中国)、ニューデリー(インド)、クアラルンプール(マレーシア)、仁川(韓国)にて開催されてきたもの。この会議で共有された内容は、2016年3月に仙台で開催を予定している第3回世界防災会議でアジアの地域課題として発表・協議される。

今回は、「災害に強くしなやかな国、そしてコミュニティづくりに向けた投資の推進(仮訳):Promoting Investment for Resilient Nation and Communities」をメインテーマに、下記3点のサブテーマ「1. コミュニティにおけるレジリエンス強化」、「2. 持続的な開発に向けた防災及び気候変動に対する公共投資の改善」、「3. 民間セクターの役割と公民連携の重要性」に沿って議論が繰り広げられた。
中でも、アジアにおける持続可能な発展には民間セクターの取り込みの重要性が強調されると共に、その課題もまた広く共有された。

ミャンマーからは、社会福祉救済復興省大臣、同省救済復興局長、及び防災ワーキンググループからの代表メンバーが参加し、「ポスト兵庫行動枠組みに関する国内準備会合報告書」を基に、ミャンマーの現状について報告・課題の提示を行った。

同会議のサイドイベントとして、ブース展示のコーナーが設けられ、各国政府及び国連・NGOから、活動の様子や教材の紹介などが行われた。ミャンマー政府のブースは、社会福祉救済復興省と共に防災ワーキンググループの共同展示とし、政府と援助団体の強い連携事例として参加者の注目を集めた。

また、同会合にはSEEDS Asiaの理事長兼、京都大学大学院地球環境学堂ショウラジブ教授もパネリストとして出席した。

 

(2)マンダレー「災害に強い世界100都市選」に

マンダレーが、「災害に強い世界100都市選」プログラムの実施対象地に選抜された。同プログラムは、ロックフェラー財団が各都市の災害に強い都市計画を推進すべく、世界の各都市に募集をかけ実施しているもので、今年は世界400都市からの応募があった。

100都市の選抜の中でも、マンダレーは「最優先都市32都市」に選ばれ、今後3年間、防災に配慮した都市計画に関わる事業や技術供与に関わる協力を同財団を通じて受けることができるようになった。同都市の選抜は、UN-HABITATを通じて昨年度に推薦・応募されたもので、今後はロックフェラー財団とのプロジェクト計画が進められる予定となっている。

 

ご参考①ミャンマー防災ワーキンググループについて
ナルギスの緊急支援・復興支援を契機として組成された防災支援団体の集合体。2014年4月現在の登録メンバー団体は57団体で、国連、SEEDS Asiaを含む国際NGO 、ミャンマーNGO団体で構成されており、社会福祉救済復興省への技術支援を継続的に行っている。

ご参考②行政区に関する訳について
本メルマガでは、Region:地域、State:州、Township:区と訳しています。

バックナンバーはこちらから閲覧可能です。

 

創刊号:https://www.seedsasia.org/whats-new/2449

第2号:https://www.seedsasia.org/whats-new/2477

第3号:https://www.seedsasia.org/whats-new/2798

 

本メルマガに関するお問い合わせは、メールアドレスrep★seedsasia.org(★を@に変えて下さい) へお願いします。

次号は2014年8月17日頃にお届けします。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

Tags:
2014/08/11

各地からの活動報告