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甲南女子大学での出張講義:ミャンマーのこと

認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸の山村先生を囲んで。晴れた日は甲南女子大学のキャンパスから神戸の海が一望できます!

 

2025年4月24日、甲南女子大学(神戸市東灘区)にて開講された「NGO/NPO論」の授業に、当団体の事務局長がゲストティーチャーとして登壇しました。本講義は、認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸の山村先生のご招へいによるもので、今年で6年目となりました。貴重な機会を継続してご提供いただいていることに、心より感謝申し上げます。

 

今回の講義では、ミャンマーにおけるクーデター後の多層的な脆弱性(災害被害を受けやすくさせる要因)に焦点を当て、さらに3月28日に発生した大地震の被害とその拡大について考えていただく時間としました。さらに今回は、よりリアルな話を届けたいとの思いから、現在神戸本部に勤務している元ヤンゴン事務所のスタッフも同行し、学生さんからの質問に答える形で当時の状況や人々の暮らし、そして日本への渡航を決心した背景についても語りました。

 

 

講義では、災害マネジメントサイクルに触れながら、ミャンマーにおいては全てのフェーズで「公助」が欠如している現状や、国が分断している中で外部支援さえ遮られる現状を共有しました。また、国際社会においても、緊急対応には注目が集まる一方で、その後の復興や防災への関心・資金が続かず、災害に備えるということがいかに困難であるかについてもお話しました。この講義を機に、緊急支援にとどまらず、その後の人々や暮らしにも関心を持ち続けて欲しいと願っています。

 

今回の講義が、学生の皆さんにとって視野を広げ、自らの関心を深め、行動のきっかけとなっていれば幸いです。

改めまして、毎年このような貴重な場をご提供くださった山村先生、そして積極的に参加してくださった学生のみなさまに、深く感謝申し上げます。

 

 

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2025/04/24

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