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災害の記録と記憶の継承についての研修【ミャンマー】

洪水の常習地となっているナベーゴン村を含むレチョン村郡の13村代表者から構成される防災リーダーを対象に、9月から11種類の防災研修を実施中です。今日は災害の記録と記憶の継承について研修を実施し36名が参加しました。
日本では幾多の災害経験から紡がれた先人の想いと英知が有形・無形の伝承ツールを通じて伝えられてきました。こうした伝承ツールがその後のまちの復興や人々の避難行動に寄与してきたのか、室戸台風と師弟愛の像(於: 京都市)、関東大震災と震災遭難児童弔魂像(於: 東京都)、伊勢湾台風と潮位記録表示(於: 三重県桑名市)、阪神・淡路大震災と1.17のつどい/人と防災未来センター/しあわせ運べるように (於: 神戸市)などを中心に事例を紹介しました。
参加したナベーゴン村小学校の新任教員インジンメイ先生は、「(災害によって)同じ辛い思いを子どもたちがしないために、災害の記録や記憶を伝える様々な方法があることを学びました。特に小さい子どもたちには活字で伝えてもわからないことも多いですが、音楽だったら伝えやすく理解しやすいと感じました。」と感想がありました。

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2019/12/17

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