京都大学大学院インターンによる気仙沼滞在報告(その2)
SEEDS Asiaでは、3月11日~3月22日の2週間、京都大学大学院生をインターンとして受け入れました。インターンが見聞きして感じた、気仙沼の現状です。
3月13日
今朝はSEEDS Asia気仙沼事務所に訪問客がありました。
兵庫県立舞子高等学校の卒業生の方々です。
舞子高校と言えば、2002年に環境防災科が新設され、全国唯一の防災学科がある高等学校として知られています。
明日には石巻、東松島などをめぐり、被災地の状況を見学されるそうです。
後日、見学レポートを提出していただけるようなので、何を見て、何を感じたのか。今から楽しみです。
本日は夕方から、南気仙沼地域記念誌作成に関する会合が開かれました。
先月に第1回目の会合が開かれ、今回は第2回目です。
南気仙沼地区の17の行政区の自治会長さんや行政委員の方たちが集まり、記念誌作成に取り組んでおられます。
今回の会合で皆さんがおっしゃっていたのは、地域のデータや歴史など、文字の情報を載せることはもちろん大切なことではあるが、もっと地域での写真を載せていきたい、ということでした。
やはり、津波によって写真やアルバムなどが流されてしまった住民の方が多いことから、それを見て地域の思い出を懐かしむことが出来るような物として、作成したいという事でした。
また、住んでいた場所が危険区域に指定されたため、解散を余儀なくされた自治会も存在します。
そういった方々も、自分たちはここに住んでいたんだと、自分のお子さんやお孫さんに伝えられるような物にしたい、という願いがあるようです。
<京都大学大学院インターンによる気仙沼滞在報告>
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2013/04/02