京都大学大学院インターンによる気仙沼滞在報告(その4)
SEEDS Asiaでは、3月11日~3月22日の2週間、京都大学大学院生をインターンとして受け入れました。インターンが見聞きして感じた、気仙沼の現状です。
3月15日
今日は気仙沼復興協会(KRA)さんが主催で行った、唐桑地区の仮設住宅での囲碁・将棋・オセロイベントに同席しました。
普段、あまり顔を見せない男性の方たちが、将棋を楽しんでおられました。
将棋のルールが分からない方はスタッフを交えて山崩しをされたり、楽しい時間を過ごされている様子でした。
土地柄上、元漁師の方が多く、漁師をされていた頃の話を、スタッフもうなずきながら聞いていました。
また、今の暮らしの話になると、パソコン教室を行って欲しいなど今後行って欲しいイベントのリクエストがあるなど、その場所でのニーズを聞くことが出来ました。
現地の生活も、避難所暮らしの中でも刻々と変化しています。
こうしたニーズの変化に対応するためにも、現地での活動を行うことで、住民の方々と接し、みなさんの声を聞き取ることの重要性を認識させられます。
同時に、こうした声を外に発信し、情報を共有できる環境を作ることも、復興支援の一つの活動だと実感しました。
イベント終了後、参加されていた住民の方から、手作りのストラップをいただきました。
お守りとされるフクロウを、一個一個、手作業で彫っているようです。
こうして、目に見える形の地域とのつながりも大切なものだと感じました。
<京都大学大学院インターンによる気仙沼滞在報告>
Tags:
2013/04/02