【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

外部専門家による事業の効果検証(モニタリング)の実施【日本/長野】

3月5日~8日、新潟大学工学部准教授・認定ファンドレイザーの上田和孝先生をお招きし、「Withコロナ時代の復興まちづくり支援事業」の事業評価を外部専門家として実施いただきました(一部オンライン)。

 

この第三者評価は、休眠預金活用事業(JANPIA)案件として必須事項となっているものであり、適切で効果的な事業運営ができたかどうか、効果の発現・非発現要因を分析し、事業設計から実施にあたる妥当性を検討することで、社会的投資としての説明責任を果たすものとして実施しています。

 

上田先生からは評価計画に提示した指標を基に、目標達成の到達地点を関係者インタビュー、各種報告書や成果物をじっくり・しっかり確認頂いた上で、報告書としてまとめて頂きました。

 

モニタリングを通じ、関係者からのポジティブな効果や変化を把握することができました。地域の魅力の再認識や、コミュニティ活動を前進させるためのノウハウの獲得、心理的安全性を確保した良好なディスカッションの雰囲気の醸成による気づきが得られたことが関係者インタビューの発言記録から確認することができました。一方、緊急時から二年が経過し平時の自治システムに意向する中で、住民自治協議会への伺いや協働関係構築の合意形成において、ご指摘やご指導を頂くこともありました。事業終了時の結果としては、今後の活動に向けた住民自治協議会との協働関係がより明確になり、また協働で活動する際の合意形成プロセスが明確になった(ガバナンスの向上)という好影響もご示唆頂きましたが、SEEDS Asiaとしては今後の参考・教訓として重く受け止め、三思後行して参りたいと存じます。

 

外部専門家としてモニタリングを実施頂いた上田先生はもちろん、事業の計画・実施からモニタリングまでご協力いただいた長沼地区住民自治協議会の皆様、復興対策企画委員会の皆様、長野市長沼支所の皆様に深く御礼を申し上げます。

 

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2022/04/12

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