教育省リージョンVIIでの防災教育講演 【フィリピン】
SEEDS Asiaでは、現在、ジャパン・プラットフォームの助成を受け、フィリピン・ハイエン被災地での教材配布と防災教育事業を実施しています。
先月、今回の事業実施について教育省地方VII事務所の代表に説明した際、対象地域がセブ北部の一部に限定されることから、
他の地域に対しても防災教育に関する知見を共有してほしい、という要望がありました。
そこで、教育省地方VII事務所にアレンジしていただいて、
3月24日に地方VII管轄内の全19州市の教育局教育長を招へいしていただき、
そこで、SEEDS Asiaから今回のJPF助成事業について説明するとともに、
東日本大震災等の防災教育の教訓についてプレゼンテーションを行いました
(フィリピンには、17の地方(Region)があり、セブ州(Province)は地方Ⅶに属します。
州は、市(City)と町(Municipality)から構成されます)。
講演では、まず教育省地方VII事務所より、台風ハイエンの教育セクターの
被害とこれまでの対応について説明があり、その後、SEEDS Asiaより、
1) 今回の教材等配布事業の概要、2) フィリピン及び国際的な防災の潮流、
そして最後に3) 東日本大震災を含む、日本の震災を踏まえた防災教育の経験、
について講演を行いました。
フィリピンでも、東日本大震災、特に津波に対する教訓の共有に関しては、
津波は今回の台風ハイエンの高潮よりも甚大な被害を及ぼすということで、
非常に関心があることがわかりました。
特に東日本大震災の教訓を海外に伝えることができる団体も機会も多くはないので、
SEEDS Asiaとしては、今後も積極的に取り組んでいきたいと考えております。
この講演の実現にご協力くださったみなさまに感謝致します。
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2014/03/26