特定非営利活動法人SEEDS Asia

  » what's new »

アジアの災害記録と記憶: 東日本大震災

 2011年3月11日に発災した東日本大震災から9年を迎えました。
 激震を追って襲来した巨大津波は、「想定外」の事態を同時多発的に発生させ、命と日常を奪いました。被災から9年経った今でも、元の住まいに帰りたくでも戻ることができない方々が日本に4万7,737人おられること、そして6,000人以上の方々が仮設住宅の生活を余儀なくされているという現実(復興庁, 2020年)に、自戒を含め言葉にできない憤りを感じざるを得ません。
 SEEDS Asiaは2011年から2017年3月まで、宮城県気仙沼市に現地事務所を構え、行政・学校・地域団体、住民の方々と共にコミュニティの復興に携わらせて頂きました。地元団体の #気仙沼復興協会 (KRA)と共に実施した仮設住宅でのコミュニティづくりに始まり、気仙沼市、同市教育委員会、社会福祉協議会、支援団体のネットワーク組織と連携しながら、コミュニティの復興ニーズに応じ多岐に亘る活動を展開しました。支援の成果は見えにくいものがありますが、当時出会った方々からの継続的な活動のお知らせや、こどもたち(当時)が成長し、まちの担い手となっている様子を耳にすると、大変嬉しく、9年という短くもあり長くもある月日の積み重ねを感じます。こうして、まちの復興の過程、こどもの成長の過程の一端を、学校と連携したコミュニティ支援という形でご一緒させて頂いたことを、ここに深く感謝申し上げます。
 昨今の新型コロナウィルスの感染拡大、気象系災害の激甚化・頻発化で世界の災害が増加しています。日本も重なる台風や豪雨、そして南海トラフや首都直下地震の予測等、今、私たちは、誰もが災害に向き合う時代にあります。SEEDS Asiaは阪神・淡路大震災、そして東日本大震災の教訓や経験、アジアの知見を被災地内外につなぎ、例え災害に遭っても、助かる命がちゃんと助かるために、そしてまちが未来も住み続けたいまちであるために、災害に負けないまちづくり・人づくりにこれからも取組んで参ります。

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り致しますと共に、 被災されたみなさまの一日も早い日常が取り戻されることを強く祈念申し上げます。

今日の日を思い出す全ての方々に安寧が共にありますように。

写真:気仙沼市内の中学校での復興まちづくりワークショップの様子から

Tags:
2020/03/12