甲南女子大学NPO/NGO論での講義【日本/本部】
4月22日、甲南女子大学のNPO/NGO論のオンライン授業に事務局長の大津山光子が講師として参加し、「災害に負けない人とまちをつくるために」と題して講義を行いました。
講義では、洪水や台風等、気象系災害が激甚化・頻発化している中、その被害者の多くがアジアに集中していること、誰もが災害に向き合う時代の中で阪神・淡路大震災が残した「自助と共助の重要性」という学びがより重要な役割を果たすこと、そして不安定な政情が続いてきたミャンマーにおいて、公助に代わる集合的な「縁助」のチカラが、災害に負けない人づくり・まちづくりにおいてどのような役割を果たしてきたかについて、SEEDS Asiaの活動とその成果を事例にお話しました。
参加者からは、「自助や公助という言葉はよく聞いてたが、縁助という言葉を初めて知り、NPO等が、公助が届かない、あるいは抜け落ちる人たちに支援を行っていくことは絶対に必要と感じた」、「日本では当たり前のように行われている気象に関わる教育や防災訓練が現地で実施されることで、災害被害を最小限にできるという着眼点が生まれた」、「自分にできることを少しでも探して活動を行っていくことが大切」等の感想が寄せられました。
これからの未来をつくる若い世代が、地球/地域の課題に主体的に関わっていきたい!と思うような機会となっていれば幸いです。本講義は、認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸さんからの紹介で実施されました。この場をお借りして感謝申し上げます。
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2021/06/14