いつか来る「もしも」に備えて、鳥羽市内の全小中学校・幼稚園へ、あたたかい支援を届けることができました!
このたび、東京都に拠点を持つ外資系企業様より、認定NPO ジャパン・プラットフォーム(JPF)を通じて、三重県鳥羽市内の教育施設を対象とした防災物資(難燃性備蓄毛布1,240枚)のご寄贈をいただきました。
有事に備え、地域の子どもたちの安全を支えることを目的として寄贈された物資は、市内の小学校7校・中学校4校・幼稚園1園へと配布されました(市内すべての園児・児童・生徒・教職員に一人一枚分が行き渡るように配備されています)。
また、シンフォニアテクノロジー株式会社様には、物資の一時保管・仕分け・搬出の拠点として鳥羽工場の一画をを無償でご提供いただき、山神運輸工業株式会社様には東京からの迅速な搬出から遠方までの二次配送など多大なるご協力を賜りました。地元企業の皆さまの温かなご支援に、心より感謝申し上げます。
当日は、奈良女子大学からのインターンをしている学生さんもラベル張りや運搬にご活躍くださいました。
そして、鳥羽市総務課防災危機管理室、鳥羽市教育委員会、各校・園の皆さまのご理解とご協力により、受け入れから配布に至るまで、すべてが円滑に実施されましたことを、重ねて御礼申し上げます。
◆ 災害リスクの高い鳥羽市における本寄贈品の意義
鳥羽市は、リアス海岸に沿って形成された複雑な地形と、答志島・神島・菅島・坂手島などの有人離島を抱える地域です。災害時には、道路の寸断や航路の停止により、孤立や物資供給の遅れが生じる可能性が高く、備蓄を含む日頃からの備えが極めて重要です。
こうした背景を踏まえ、地域・企業・行政・学校の連携強化は、子どもたちをはじめとする地域住民の命を守る上で欠かせない取り組みです。
当法人SEEDS Asiaは、2025年3月に「鳥羽市の地域と学校の連携による安全の推進に関する協定書」を締結し、地域の防災力向上に向けた取り組みを進めています。この度の寄贈もその一環として、市民・民間企業・行政が一体となって子どもたちの安全を守る、具体的な一歩となりました。
今後も鳥羽市における地域ぐるみの学校防災の推進に向けて、地域の皆さまと共に力を合わせてまいります。
※本事業は休眠預金事業/ジャパンプラットフォーム(JPF)のご支援を通じて実施されています。