SEEDS Asiaについて ABOUT SEEDS ASIA

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【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

誰もが災害に向き合う時代

SEEDS Asiaは災害に負けない持続可能な社会を目指し、
5つの「つながる」アプローチを軸に
人づくり・まちづくりに取り組む防災専門NPOです

日本を含むアジアで、最も脆弱な立場にある人々に命、まち、くらしを守るための適切な手段や技術、知識、スキル、そして他者とのつながりをもたらすこと、これがSEEDS Asiaのミッションであり、災害に負けない人づくり・まちづくりです。

SEEDSは元々インドで生まれたNGOです。1994年、都市計画を学んだ若い2人がデリーを拠点に活動を始めたのがきっかけです。

これまで、2001年のインドのグジャラート地震以降、インド全土において被災時の緊急救援や復興支援活動、災害軽減のための啓発活動を実施してきました。設立から27年たった今、SEEDS Indiaはインドのコミュニティ防災活動の中心的存在になっています。

SEEDS Asiaは、SEEDS Indiaのこれまでのインド国内での活動から得た経験をもとに、その活動範囲をアジア太平洋地域に広げるため、2006年、神戸に設立されました。以降、国内事業の他、ミャンマー、バングラデシュ、フィリピンに駐在事務所を持ち、日本を含めたアジアを中心とした11か国での事業経験を蓄積してきました。

SEEDS Asiaが大切にしている5つの
つながる アプローチ

わたしたちは下記の5つの「つながる」アプローチを通じて
ふるさとを愛する心と同時に、災害に対応できる能力・周りの人々と協力し合う姿勢を育みます

  • 【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

    政策と行動

    防災に関わる国際的な政策を踏まえた事業を草の根レベルで実践し、目標の達成に寄与します。

  • 【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

    科学と実践

    防災に関連する学術との連携による、理論と実践の相乗効果の実現を図ります。

  • 【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

    神戸と東北、
    全国・アジア

    阪神・淡路大震災の他、東日本大震災の教訓や経験を被災地内外につなぎ防災意識の普及・啓発を実施します。

  • 【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

    環境とくらし

    環境や文化に配慮し、尊厳と未来のくらしを守る防災の在り方を提案します。

  • 【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

    過去・現在・未来

    地域に伝わる防災の知恵を掘り起こし、教訓や経験の伝承を促進します。

私たちの活動は大きく分けて4つあります。

  • 1. わかるための支援

    防災/環境教育・啓発、ツールの開発など

  • 2. 担うための支援

    防災研究・調査促進、より安全な建設の推進

  • 3. 暮らし続けるための支援

    防災指導員育成、防災管理体制強化・促進

  • 4. 災害があっても立ち上がる支援

    緊急支援・被災者(復興まちづくり) 支援

SEEDS Asia の概要パンフレットはこちら

理事長メッセージ

【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia

ショウ ラジブ(Prof. Rajib Shaw)

慶応義塾大学
総合政策学部 政策・メディア研究科 教授
専門分野:防災、環境マネジメント
2022年 国連防災笹川賞受賞

アジアの災害リスクは、気候変動や付随する環境危機等の新たなリスクの出現により増加傾向にあります。そのため、災害リスクの削減には、これまでとは異なる新たなアプローチが求められます。したがって、防災に携わる人にはやる気と熱意が、防災対策には、各地域の状況に応じたカスタムメイドの対応が必要です。つまり、新しいアイデアと熱意を持って挑戦する若い専門家集団にこそ、これを成し遂げる可能性を秘めているのです。

SEEDS Asiaは、このような視座で、プロ意識を持って、国際防災や地域防災に意欲的に取り組んでいます。日本の災害分野のNGO活動として、特に発災後の人道的な救援活動がよく見られますが、真の災害対応には、「人道的な心と開発的な頭脳」を持って、事前と事後の両方に取り組むことが求められます。我々の団体理念は、こうした災害対応を必要とする人々に貢献できるプロ意識を持った人材を育てることです。私自身、大学で教鞭を執りながら、専門性を高め、かつ学術研究の成果を実践につなげることの大切さを深く感じています。これは、SEEDS Asiaが力を入れている点でもあります。

SEEDS Asiaは、日本やアジアで培われてきた防災分野の長い歴史の中では、まだまだ生まれたての赤ん坊のような存在であり、2006年に特定非営利活動法人として発足しました。その母体は、1994年にインドのデリーで組織された約70人もの専門家を有する防災専門のNGO、SEEDS Indiaです。

発足から数年間における、パキスタン、モルディブ、インドネシア、ミャンマー、ベトナムといったアジアでの活動を通じて、我々の団体は確かな経験を積んで参りました。地域密着型アプローチを試みる中で、災害に負けない持続可能な社会をつくる鍵は学校であると気付き、学校を核にし、子どもに焦点をおいた防災の担い手育成を事業の柱に据えています。

また、我々の当初の動機は、1995年の阪神・淡路大震災の後に神戸で蓄積された知識と経験をアジアと共有することでした。しかし、2011年に甚大な被害をもたらした東日本大震災を受けて、日本でも活動を開始し、宮城県気仙沼市において、教育委員会、学校、現地NGO、そしてコミュニティと緊密に協力しながら活動を展開してきました。これまで、微力ながらも学校やコミュニティの復興に寄与し、その活動の中でかけがえのない経験を積むことができました。その経験は国内の他の被災地、そして今後アジアの国々で実施する活動に活かされています。

【認定】特定非営利活動法人SEEDS Asia 現地政府、NGO、コミュニティとの協働の中で、防災のための制度・組織が、持続性という観点で非常に重要であると認識しています。そのため、わたちたちの活動では、現地の制度と組織の強化に注力し、最小限の外部からの支援で、防災活動が継続されるようになることを目指しています。これまでご支援いただいた皆様に心より御礼申し上げますとともに、これからも我々のアジア地域における絶え間ない防災への取組にご支援・ご協力賜わりますよう、お願い致します。

組織について

団体名 認定 特定非営利活動法人SEEDS Asia
設立年月日 2006年9月4日
認定格の取得 認定 特定非営利活動法人SEEDS Asia
通知書はこちら
2019年2月、2025年3月更新
役員 理事長  ショウ ラジブ
副理事長 ANSHU SHARMA
理事   角崎 悦子
理事   日比(桜井) 愛子
理事   及川 幸彦
監事   泉 貴子
所在地 〒658-0072 兵庫県神戸市東灘区岡本1-7-7-307
GoogleMAP
電話番号 078-766-9412
FAX番号 078-766-9413
Eメール rep★seedsasia.org(★を@に変えて下さい)
ホームページ https://www.seedsasia.org/
団体パンフレットは こちら
活動分野 事業概要一覧はこちら
①防災/環境教育・啓発
②①に関わるツール(教材)の開発
③防災研究・調査促進
④より安全な建設の推進
⑤地域や学校の防災の担い手育成
⑥防災管理体制の強化促進
⑦緊急支援・被災者支援
⑧コミュニティ防災促進支援
キーワード:
人間の安全保障、防災と開発、持続可能な開発、気候変動、アジア太平洋地域、より良い復興、包括的学校防災、レジリエントなまちづくり、防災の担い手・つなぎ手、理論と実践の相乗効果
各種規程 詳細はこちら
活動地域
(実績含む)
  • ミャンマー
    (2021年以降新規事業停止、隣国への避難民支援)
  • フィリピン(マニラ首都圏、セブ州)
  • インド(バラナシ市)
  • バングラデシュ(北ダッカ市)
  • インドネシア(ジョグジャカルタ)
  • パキスタン(カラチ)
  • ベトナム(フエ、ダナン)
  • モルディブ(マレ)
  • ネパール(カトマンズ、シンドゥリ)
  • 日本(宮城県気仙沼市、兵庫県丹波市、長野県長野市、三重県鳥羽市、熊本県宇城市他)
経常収益実績 2023年度  25,415(千) 円
2022年度  39,191(千) 円
2021年度  68,750(千) 円

中長期ビジョン・事業計画