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能登視察研修の学びを共有 :鳥羽市役所で自主勉強会が開催されました

令和7年7月28日から30日にかけて、鳥羽市教育委員会主催による石川県能登地域への視察研修が実施されました。今回の研修では、珠洲市を訪問し、現地の学校や避難の状況、その後の暮らしや教育再開の歩みについて、珠洲市教育委員会や珠洲市内小学校、住民の方々から直接ご経験を伺いました。なお、研修の初期段階には、SEEDS Asia理事の及川幸彦氏(奈良教育大学准教授)ならびにユネスコ協会連盟の協力があり、現地訪問に際してはSEEDS Asia事務局長も同行し、視察先との調整・記録などに協力しています。


8月13日(水)には、鳥羽市総務課防災危機管理室の呼びかけにより、能登への視察研修に参加した教育委員会学校教育課係長・指導主事の濱口真智子先生が、市役所職員の有志に向けて学びを報告する自主勉強会が開催されました。


勉強会では、主に避難所運営における状況や教訓(トイレ、ペット避難、更衣室)など、鳥羽市においても想定される課題や市内の現在の様子などが共有されました。報告会参加者との間では活発な質疑応答が行われ、学校施設が避難所として利用される際のスムーズな運営と、学校の早期再開の両立に向けて、学校運営協議会をはじめとした平時からの地域とのつながりの重要性が改めて確認されました。


報告会が実施されたのはお盆初日でしたが、約15名の鳥羽市市役所職員の方々が自主的に参加され熱心に質問を交わされていました。鳥羽市の行政職員の方々関心の高さと学びの意欲、そして市役所内での日頃からの他部局間連携の強さを改めて知る機会となりました。こうした平時からの横のつながりもまた、災害時に必ず役立つものと確信しています。


SEEDS Asiaも視察への協力やこうした勉強会に参加させていただき、職員の方々とのつながりの機会をいただき大変ありがたく感じています。今後ますます鳥羽市のみなさまと連携を深めながら、引き続き災害にまけない人づくり・まちづくりへの取り組みを応援してまいります。