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台風25号「カルマエギ(現地名:Tino)」と台風26号「フォンウォン(現地名:Uwan)による中部ビサヤ地域の被害と今後の支援についての検討

一週間に二つの台風 深刻化する離島の状況

11月上旬、台風25号「カルマエギ(フィリピン名:ティノ)」がフィリピン中部を通過し、セブ島を含むビサヤ諸島やルソン島南部など、広い範囲で被害が発生しました。


9月末の地震に続き、11月に入り上記の台風と、「フォンウォン(現地名:Uwan)という二つの台風被害という複合災害を受けている中部ビサヤ地域では、地域の教育活動や生活への影響が深刻化しています。この台風はSEEDS Asiaの現地スタッフが離島にいるタイミングで発生し、襲来したため、しばらく安否確認すら難しい状況が続いていました。


現地からの報告によると、セブ島から北西に位置するセブ州カモテス諸島でも、倒木や強風による校舎の屋根損壊、停電、通信障害などが発生し、学校の再開が困難な状況が続いています。


さらに台風26号の影響も続いており、離島からセブ島への定期船の運行が停止しているため、セブ島への帰還が困難となっていること、また物資・機材の調達も難しい状況にあります。


SEEDS Asiaでは、セブ島北部での地震被害を受けた学校支援を進める一方で、台風被害についても現地からの情報を収集し、今後の支援のあり方を検討してまいります。


フィリピン、そして現地の教育現場が一日も早く落ち着きを取り戻し、穏やかで安全に子どもたちが再び学びの場に戻れるよう強く願いながら、引き続き情報収集と支援の調整を進めてまいります。


どうか引き続きみなさまのお力添えをおねがいいたします。

Tudela National High School:国立トゥデラ高等学校 撮影SEEDS Asia
Puertobello Elementary School:プエルトベロ小学校の様子 撮影SEEDS Asia

現地から届いたレポートはこちら(英語)

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