セブ島沖北部地震への緊急支援:セブ島北部における教育継続に向けた教職員の拠点設置支援事業について
SEEDS Asiaは、JPF(ジャパン・プラットフォーム)のご支援および個人寄付により、教育の中断・困難が続くセブ島北部において、教職員が遠隔・自習型学習(Alternative Delivery Mode : ADM)を継続するための拠点「青空職員室」設置支援を開始しました。現在、本部スタッフが11月20日より現地入りし、物資調達や関係局との最終調整を進めています。
11月24日には、震源から最も近い教育省ボゴ市地方事務所のノベレス教育長 Dr. Leah P. Noveras, CESO VI(Schools Division Superintendent) を訪問。ボゴ市ではほぼ全ての学校が被災し、多くが解体を待つ状態で対面式授業の実施が困難であり、地震後に続く余震やその後の台風により状況が一層悪化している旨の説明を受けました。
こうした状況の中、子どもたちは自宅や避難先からの遠隔・自習型学習(ADM)に頼らざるを得ません。そこで本事業では、対象100校に「青空職員室」(電源、印刷、通信のハブとなる仮設職員室)を設置し、一人でも多くの先生方が職場に復帰し教材作成や添削・指導をできるだけ円滑に進められる環境を整え、一人でも多くの子どもが学びの機会を失わないことを目指しています。
各校×100校(ボゴ市・サンレミヒオ町、ダアンバンタヤン町、メデリン町の被災校)に配備する物資は下記のとおりです。
- テント 1台
- 机 1台
- 椅子 10脚
- 照明 1台
- 延長コード(ドラム型) 1台
- 電源タップ(コード型/USB充電可能) 1台
- 印刷用紙A4 A4 papers 20包をJPF事業として、追加分はいただいた個人寄付より増加します
- ホワイトボード・ペンなど 1セット
- ボールペン 1セット
- ノート類 1セット
- ポータブル電源ステーション(太陽光電源)
余震や台風でさらなる被害が深刻化していることから、建物の被害状況のアップデートが追い付いていない状況とのことで、仮校舎が再建されるまでには相当の時間を要する見込みです。“学びの空白”を埋めるための緊急的措置です。SEEDS Asiaは、今後も関係局・学校・地域と協力し、子どもたちの教育の継続と安全の確保に向けて活動を続けてまいります。
本事業はJPFのフィリピン・セブ島沖地震被災者支援2025プログラム「セブ島北部における教育継続に向けた教職員の拠点設置支援事業: Support Project for Education Continuity in Northern Cebu」として実施しています。

※なお、ボゴ市の教育省施設自体も被災しており、同局はフィリピンのガバルドン様式(1908年~1915年の間にフィリピン国内で設計・建設された学校の建築様式)で、被害が最小限となった校舎ホールを仮の業務拠点として使用しています。