セブ島沖北部地震への緊急支援：フィリピン教育省セブ州地区事務所教育長との打ち合わせ
11月26日、SEEDS Asiaはフィリピン教育省セブ州地区事務所の教育長Dr. Senen Priscilo P. Paulin (Schools Division Superintendent） を訪問し、今回の地震および相次ぐ台風による被災状況や、教育支援の現状について意見交換を行いました。
今回の緊急支援では、ボゴ市・ダアンバンタヤン町・メデリン町・サンレミヒオ町の計4地域を対象としており、このうちボゴ市を除く3町が同事務所の管轄にあたります。訪問では、これら3町の学校の現状や、子どもたちの学びを継続するうえでの課題について伺いました。
また、物資調達の進捗や今後の予定を報告したところ、教育長より「地震に続き台風被害が重なり、教育省の力だけでは十分な支援が難しい中、今回の支援は非常にありがたい。教員にとってどれも不可欠なものであり、心より感謝している」とのお言葉を頂きました。当方からは、これまでの協働事業を通じて築かれた連携のおかげで、余震や台風により刻々と状況が変化する中でも、担当者の皆さまが迅速に情報を共有くださり、適切なニーズ把握ができたことへの感謝をお伝えしました。
さらに、教育長はご出張に向かわれる前のお忙しい中にもかかわらず面会の時間を確保くださり、先行事業で共同制作した教材冊子を所長室の待合スペースに設置し、多くの方にご覧いただけるよう配慮してくださっていました。こうした継続的なご協力と温かいパートナーシップに、心がじんわりと温まるような思いがいたしました。
SEEDS Asiaは、これまでの協働で培ってきた経験と連携体制を生かしながら、関係機関と共に支援を継続してまいります。
本事業は、JPF「フィリピン・セブ島沖地震被災者支援2025」プログラム『セブ島北部における教育継続に向けた教職員の拠点設置支援事業（Support Project for Education Continuity in Northern Cebu）』として実施しています。
セブ島沖北部地震へのSEEDS Asiaを通じたご支援はこちらから受け付けています。
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